VERUSのコルベットC8用リアディフューザー

【翻訳】VERUSはリアディフューザーをどう設計するか — 車種専用設計の思想

リアディフューザーは、空力セットアップの中でも最も効率の良い要素の一つです。ドラッグ(空気抵抗)を減らしながらダウンフォースを生み出せるのですから。ただし、それには正しい設計が不可欠です。アフターマーケット空力の専門家であるVERUS Engineeringは、純正のようにフィットし純正のように見えながら、卓越した性能を発揮するディフューザーで知られています。本記事は、VERUS公式ブログ「Design Time: How Does Verus Approach Rear Diffusers?」(2026年3月26日/Mike Villano)を、日本正規代理店RK-ONLINEが翻訳・編集したものです。

車種専用に作られるリアディフューザー

VERUSのコルベットC8用リアディフューザー

車両のエキゾチックなデザインを反映した、VERUS EngineeringのコルベットC8用リアディフューザー

まず知っていただきたいのは、VERUSのディフューザーは一台一台の車両のデザイン言語に合わせて作られていることです。例えばコルベットC8のエキゾチックな美観は、ディフューザーにも反映されなければなりません。外観を決めつつ性能を加える、いわば「OEM+」のアプローチです。ディフューザー本体、ストレーキ、ブラケットは、VERUSが製造する他のどの製品とも異なります。VERUSは汎用ディフューザーを信条としておらず、ショップに並ぶこともありません。

アフターマーケットエキゾーストへの配慮

マツダ・ロードスター用に専用設計されたVERUSディフューザー

このマツダ・ロードスターのような特定モデル専用に設計され、アフターマーケットエキゾーストも考慮されるVERUSディフューザー

多くのユーザーが社外エキゾーストを使用していることもVERUSは理解しており、ディフューザーはそれを念頭に設計されています。商品ページの下部にはフィットメントガイドがあり、どのエキゾーストシステムが適合し、どれが適合しないかを確認できます。また、その他のエキゾーストシステムとのクリアランスを確保するスペーサーも用意しています。

確実な取り付けを重視する設計

ポルシェ987.2のVERUSディフューザーとフラットアンダーパネル

このポルシェ987.2のように、VERUS Engineeringはリアディフューザーをフラットアンダーボディパネルで補完する

ディフューザーをどのように車体へ取り付けるかも、VERUSの設計に不可欠な要素です。外観と同じく、取り付け方法も車種ごとに異なります。VERUSは3DスキャンとCFDソフトウェアを使って最適な配置を決定し、確実な固定と最大の性能を両立させています。

配置はバランスの取り合いです。グラウンドエフェクトを活かしたい一方で、地面に擦り続けるほど低くはしたくない。VERUSは解析を通じて、サーキットでもデイリードライバーでも安全・確実にフィットする位置を確保しています。

取り付けに関する補足事項:

  • ディフューザーのストレーキは車両のアンダーボディと平行であるべきです。1〜2度のレーキ(前傾)がついている車両なら、ディフューザーも同じレーキ角に従わせます。
  • フラットアンダーボディは必須ではありません。実際、VERUSのテストではディフューザーは乱れた気流(ダーティエア)があるときにこそ、より大きな効果を発揮することが示されています。ただし、最適な性能を求めるならフラットアンダーボディが理想です。

VERUSは、フォード・マスタング シェルビーGT350やポルシェ981ケイマンGT4など、様々なモデル用のアンダーボディパネルを製造しています。

ディフューザーは単体で使うべきか?

ディフューザーの優れた点は、ダウンフォースを高めドラッグを減らす能力に加えて、空力バランスを劇的には変えないことです。バランスはわずかに後方へ移動しますが、だからこそVERUSは通常、ディフューザーとダイブプレーンをエアロセットアップの第一段階として推奨しています。

一方、アグレッシブなフロントスプリッターを装着している場合、ディフューザーだけではそれに釣り合うダウンフォースを生み出せません。オーバーステアに直面し、流れるリアを抑え込みながら、かえって遅いラップを刻むことになりかねません。その場合は、フロントエアロとバランスを取るためにリアウィングの追加を強く推奨します。

VERUSのディフューザーを手に入れる

VERUSのアメリカ製ディフューザーは、純正のような見た目とフィット感を持ちながら、卓越した性能を提供します。ダイブプレーンやアンダーボディパネルなどと組み合わせて、セットアップを最適化してください。

原文(画像を含む)はこちら(VERUS公式ブログ・英語)でご覧いただけます。

解説記事「サーキットで本当に効くエアロとは — ドレスアップエアロと機能性エアロの違い」もあわせてご覧ください。

VERUS Engineering製品は、日本正規代理店RK-ONLINEで全製品お取り扱いしています。

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